(前回の続き)
前回の記事:日々の雑感:評価制度実施中②
評価制度の説明三回目に突入してしまいました。
果たして今回で終わるのか。それではスタートです。
昨日は人間性評価の考え方について書きましたが、今日は残された①結果評価と②努力・能力・行動評価について書いていきます。
この二つは役割によって求められる能力や結果は違いますので、評価項目も役割によって大きく違います。
例えば営業職であるならば、チームの中で「仕事を確保すること」という主たる使命を持ち、同時に適正利潤の確保、円滑な業務進行を行えるか否かというようなことが、「求められる結果」ということになるでしょう。
またセンター職であるならば、チームの中で「商品の生産と直接的にサービスを提供する」という主たる使命を持っていますから、お客様にご満足いただける質の商品を生産すること、お客様にご満足いただけるサービスを提供すること、合理的で経済的な生産能力であったかなどが求められる仕事の結果となります。
結果評価(①)の項目については、かなりドライに結果で評価します。ものすごく頑張っているのに結果が出ないということはあるのはわかっていますが、それでもドライに結果に集中して評価します。それはなぜかについて説明します。
一つ目の理由は、頑張りは②の努力・能力・行動評価で評価されるからです。
二つ目の理由は、結果を出すことを目的にした努力は結果が出ます。最初から努力することを目的にする人は結果を出せないからです。
次に②の努力・能力・行動評価についてです。
ここの考え方は「求められる結果を出す為に必要な知識・能力の程度・努力の度合い」を評価します。①が結果であるのに対して②は経過を評価することになります。
先ほど述べた通り、各役割によって評価項目が違うので一貫した説明がしにくいのですが、例えば、直属の部下がある人の場合は必ず「指導力」という項目があります。
困っている部下を放置する・「普通わかるやろ」などと考えて明確な指示、命令を与えないなどは低評価。部下の問題点をきちんと指摘することができる状態で普通以上。部下を適切に指導しながら士気の高い育成ができる状態で高評価としています。
あと4Sは全員評価対象になっています。
整理=必要なものと必要でないものを分ける。
整頓=必要なときに誰でもすぐに取り出すことができる。
清掃=常にきれいな状態を維持すること。
清潔=身なりの綺麗さ
の頭文字をとって4Sです。単に自分の持ち場が綺麗好のレベルは普通の評価とし、4Sの知識を活かした仕事の能率向上が可能なレベルであれば高評価とします。
明らかに自分の管理範囲だけは綺麗なのですが、所内の共有スペースなどに対して管理意識がないというのは普通以下で評価します。
普段の服装がだらしないなどはマイナス評価としています。
続きの記事:日々の雑感:評価制度実施中③