先日社内でBIMの勉強会を開催して頂きました。
BIMとはBuilding Information Modelingの略称です。
コンピューター上に3Dの建物モデルを作り、コストや仕上げ、管理情報などの属性データを追加、設計&施工から維持管理まで一貫して活用できるデータを作ることで、革新的効率化を目的としています。
BIMは建築現場で使用され、土木現場ではCIM(Construction Information Modeling)が使用されます。
国土交通省は2023年から発注金額3,000万以上の工事はこのBIM/CIMを使用すると発表しています。
過去の発注履歴から推測すると発注工事の95%が該当することになりそうです。
これは当社のような下請業者も無関心ではいられません。
とりあえず来年度から一部工事において、3D図面の作成に着手し始めることとなりました。
現場内の位置関係など視覚的に捉えやすくなると思われます。
本格化する2023年までに、まずは社内で慣れ親しむことが狙いです。
(いち早く3D図面が御入り用でしたら、当社営業にご相談ください。)
3D図面にメリットはありますが、問題は従来の2D図面に比べて時間が圧倒的にかかることです。
ゼネコン大手は数百人規模でBIM/CIM専門部門を作って対応し、下請業者大手も大規模な人的資源を投入しています。
当社でも、規模は小さいですが同じようにシステム管理や積算設計の専門部門が必要になりそうです。
足場工事業者とレンタル事業社である当社が、システム技術者を狙って求人する。
これは今まで無かったことですが、当たり前になるのかもしれません。
これも時代の変化ですね。