平素は格別の御高配を賜りまして誠にありがとうございます。
ニュースで報道されますように、命をも無くす悲惨な足場倒壊事故が発生しています。
我々は足場施工会社として、工事関係者、御施主様共に笑顔でおられることを願い、絶対に倒壊事故を起こしてはならないと考えています。
足場の倒壊事故防止の為には、元請様、御施主様のご理解・ご協力が欠かせません。
何卒ご協力頂けますよう、重ねてお願い申しあげます。
事例① 新築工事での倒壊事故
コスト削減の為に仮設工事を一発仕上げする要望が増加しています。しかし無理な段取りは倒壊事故を招きます。
事例② 改修工事での倒壊事故
壁つなぎやヤラズなど十分な倒壊防止処置を取らなければ、足場は倒れます。足場は常に倒れようとしていると考えましょう。
◆壁つなぎの設置にご理解をお願いします◆
壁つなぎは法令上設置が義務化されています。
しかし建物に穴が開く為、敬遠されます。御施主様並びに元請様の心中をお察し致します。
それでも何卒壁つなぎへのご理解をお願いします。
壁つなぎは建物内外両面への倒壊を防止し、敷地も取らないので最も合理的な倒壊防止処置です。
壁つなぎなしに十分な倒壊防止処置をすれば、場合によっては単管補強等を膨大になる為、倒壊対策費がとても高額になることがあります。
また工事関係者の方にお願いがあります。
設置されている壁つなぎはみだりに外さないでください。もし外す必要がある場合は、速やかな復旧をお願いします。
◆ヤラズの設置にご理解をお願いします◆
部分組足場の端部やスパンが長くなる場合、壁つなぎが取れない場合等はヤラズ施工を要します。
「動線の妨げになる」為、敬遠しがちです。
工事関係者や御施主様への配慮は大切にしながら安全性からヤラズ施工をさせて頂くことがあります。
◆解体工事等、躯体がない場合はご注意を◆
躯体とつなぎが無い足場は危険です。
特に解体工事は進行するにつれ対策が不十分となり、倒壊に至るケースが多く発生します。
※ご心配・ご不明な点がございましたら、当社営業マンまでご相談下さい。