フクムラ仮設では年2回、働く皆の力と頑張りを評価しています。
なんらかの職責を持っている人の場合、だいたいどんなことをやっているかイメージができると思いますが、そうでない人からは意味がわからないと思いますので、今回は評価制度について説明してみようと思います。
まず当社の評価制度は2期に分かれて実施しています。
11月16日〜5月15日までを上期
5月16日〜11月15日までを下期と分けてその期間の行動や能力、仕事の成果のあり方を期間終了後すぐに評価します。
1名の被評価者に対して、必ず3名以上の評価者が評価表をもとに評価します。
その後、3人の評価者を集めて評価者ミーティングを開催します。評価者ミーティングの目的は3つです。
- 評価を確定する
平均をとるというやり方ではなく、3人それぞれが持っている情報を集めて、フクムラのものさしに押し当てて評価を決定します。 - フクムラの評価のものさしを明確にする
拠点によって評価がバラつくようでは公平ではなくなってしまうので、ものさしをしっかり持つ必要が出てきます。
例えば報連相の評価のものさしはどのようなものかと言うと以下の通りです。- 報連相の重要性を全く理解しておらず、自分本位である。
- 報連相を気にかけているが不十分で、周囲がかなり気遣いをして状況把握に努める必要がある。
- 自主的で密な報連相であるが自分が困っている場合など自分本位な報連相である。概ね安心感があるが、気をつけておかねばならないところもある。
- 上長や周囲の人に配慮のある報連相が出来る。(自分には不必要でも上司は心配しているかもしれないという配慮)
・客観的事実と主観を明確に分けた報連相であり、且つ自分の考えを添えることが出来る。 - 4の内容のレベルが高く、間接的に物事の状況、進捗が把握しやすく安心感のある状態。ものさしは何度も評価者ミーティングを行うことで、 より分かりやすく、成果の出せる人物に導ける指標となるようにブラッシュアップしていく必要があります。
- フィードバックする内容を決める
評価制度の目的は、「成果を出せる人を育てること」にあります。
適切な評価制度を実施するから成果を出せる人が育つ→成果を出せる人が育つから、業績が上がる→業績が上がるから、報いてあげられる。
そんな良い循環を描くためには、とにもかくにも相手に伝えなければ始まりません。
以上が現在行っている評価者ミーティングの概要です。
次回も評価制度についてもう少し説明します。
続きの記事:日々の雑感:評価制度実施中②