当社の創業は平成元年ですが、おかげさまでこれまで人の生死に関わる事故というのは、なんとか未然に防いできています。
ですがつい最近、捉え方によっては死んでいてもおかしくない事故を起こしてしまいました。
事故の詳細は以下の通りです。
社員3名は現場から現場への移動中であった。大江町内の山林道を走行中、緩やかな左カーブに差し掛かっていたが脇見運転をしたため、舗装道路からそれてしまった。
すぐ前方には幅2.5メートルの川があったが、幸運にもその川を飛び越え、対岸に無事着地した。
この事故により同乗者に大きな怪我はなかったが、
着地した衝撃により首、腰への痛みがあるとのこと。
各拠点内では毎月安全部会を開催し、
所内では安全に仕事がなされるように取り組んで頂いています。
私たちフクムラ仮設社員全員、協力業者の皆さん全員、今一度念頭に置くべきことがあります。
「事故はいつでも起こります。足場はいつでも倒れようとしています。高いところからは落ちるものです。」ということ。
それらを未然に防いでいるのは自分たちの意思です。間違っても自分だけは大丈夫であろうとか、事故事例を見ても「そんなことは普通はしない」などと他人事で済ますのは止めましょう。
車を運転している時は、見えないところには人が居ると想定して事故防止に努めましょう。
足場を立てているときは、材料は落ちるものだし落ちたところに人がいると考えて事故防止に努めましょう。
建てた足場はいつでも倒れようとしていますし、倒れたところに人が居ると想定して倒れないようにしていきましょう。
リフトは転倒するものです。ですから転倒しないように運転せねばなりません。
材料は荷崩れを起こし落下するものです。ですから荷崩れしないようにしなければなりませんし、安易に荷崩れが起こる場所に近づいてはなりません。
事が起こったときに「誰かの責任である」などということは言い出せばキリがありません。
本当に大切なことは、我々一人一人の中に持っている事故を誘発するような「因子」を除去することでしょう。
「自分だけは大丈夫」「そんな事普通はせん」という考え方は事故を誘発する「因子」だということです。
事故の事例を見ず、知識が不足することも事故を誘発する「因子」と言えます。