QCをフクムラに導入するぞ!と息巻いている次第ですが、さて何処から着手したらいいやらと思い悩みながらスタートしております。
今回は「QC的ものの見方・考え方」について少々語ります。
「QC的ものの見方・考え方」とは以下のようなものです。(諸説あるようです)
- 品質重視
- 後工程はお客様
- PDCAサイクルを回す
- 事実に基づく管理(ファクトコントロール)
- 重点思考
- プロセス管理
- 標準化
*内容についての詳細は後日に書こうと思います。
まずはQC的ものの見方・考え方を勉強してみよう!ということで、一ヶ月に一回の会議で勉強会の時間をとっています。
課題本を皆に渡して、次回会議に感想文の発表をするというありがちな内容です。会議参加者のちょっとした非難の目が心苦しいですが、未来のために頑張ろうという気持ちで続けております。
QCを取り組むことの最初の意味は、このQC的ものの見方・考え方を皆で学ぶところにあります。それは会社に所属する全ての人が共通の価値観・目的を持って仕事をしていくということに繋がります。
例えば「品質重視」という考え方。
お客様に喜んで頂ける仕事をするというのは当たり前のことです。
しかし会社に所属する全員がそのように考えているでしょうか。
中には売れない理由を安易に価格のせいにしている人はいないでしょうか。
そういう状態ですとより良く改善をしていく為にミーティングをしても、ひとりひとりが別々の目的地に向かって話をしてしまうことになります。
多様な意見が出されるのは喜ばしいことですが、向かう方向性や価値観に関しては共通していないと形を作っていくのは難しいでしょう。
たとえ10人程度の組織でも、メンバーの意見を汲み取り計画を作り、実行に移して、現場改善の結果を出していくことは山あり谷ありで平坦な道ではありません。
それが1000人、10000人という規模の会社ともなれば尚更です。それを実現してきた製造業と、そこにあったであろう数々のドラマを想像すると頭の下がる思いがします。
現場改善を次々と、しかも多人数で実現していく企業においては必ず共通の価値観・考え方が必要となる。だからQC的ものの見方・考え方を学ぶのだと思っています。
次回は品質重視について書きます。