来年度のテーマを決めました。
「品質改善による企業体質の強化」とします。
29期はわかりやすく「品質」を主題にします。
このテーマに込めた意味をざっくり説明すると以下のようなことになります。
①品質改善による企業体質の強化ってなんだろう?
会社は収益があって初めて、社員の幸福な生活の拠り所となるという使命を全うすることができる。
如何に理想を並べ立てたところで、収益力の強い企業でなければ理想はかなわない。
次に収益力が高い企業になるってことは、効率良く、良い商品を提供し、
お客様に選ばれる企業であって初めて実現されることだ。
「今提供している商品、サービスはもちろんすばらしい。
素晴らしいからお客様に選んでもらえて、収益性も高い。
収益性が高いから皆により多くを還元できる。
働く皆は純粋に社会(お客様)に貢献することを
日々の常とするから仕事に誇りとやりがいを感じる。
しかも働く皆が日々仕事を改善していくから、常に刷新され
未来に渡って素晴らしい商品、サービスを提供していくことが約束される。」
こういった良いスパイラルに入ることが「企業体質が強い」ってことです。
つまり単に
⑴「今素晴らしい品質の商品、サービスを提供できる企業であること」にプラスして
⑵「常に品質を刷新していく、知識、技能、人、チーム、風土、体質がある」ということ
があって初めて「強い企業体質」です。
②皆に今一度、「品質」とは何かを考えてもらいたいんだ。
Q.車を買う時、どんな車を選ぶ?
こう聞かれたらいろいろな答えが返ってくる。
ある人は、家族が多いからたくさん乗れる車という。
ある人は、燃費が良いのが一番、維持費で選ぶという。
ある人は、エンジンで選ぶというメカニカルな趣向。
ある人は、とにかく壊れない、壊れてもすぐに直るという実用性の趣向。
またある人は、見た目のカッコよさ、かわいさという。
ここで言いたいことは、それが「品質」だよということ。
つまりお客様のニーズを理解して取り入れたところに、品質の尺度はあるということ。
燃費、維持費をニーズに持つお客様がいるから、より燃費の良い車を開発するのが正解。
たくさん乗れる車をニーズに持つお客様がいるから、より快適で居住性の高い車を開発するのが正解。
メカニカルなニーズを持っているお客様がいるから、よりメカニカルにカッコいい車を開発するのが正解。
反対に言うとニーズから離れたところで努力するのは不正解となります。
③つまりお客様は本当のところ何を望んでるんだろう?って考えてもらいたい。
オクトであれば結局のところお客さんは、「仕事を任して安心していたい」のではないかな?
「仕事を任して楽したい」のではないかな?
そうすると何を改善するのが正解かっていうと、安心していたいわけだから
「事故を減らす」とか「事故が起こってもスピーディかつ適切に処理をする」
「安心して任せられる(お客さんの気持ちがわかる・技術がある)職長を育成する」
というようなことになってくるだろうか。
じゃあ「安心」って何?自分たちがどうあれば「安心」を感じてもらえるの?
っていうように考えてもらいたいのです。
④それはフクムラの全ての役割の人が考えるべきこと。
上で書いた話は施工よりな話な訳ですが、営業目線で、センター目線でととらえていくと、
それぞれから思うところがあるはずです。全員が品質を考え、全員が品質を作っていく。
それが29期のテーマです。