社長のつぶやき

日々の雑感:施工サービス課へ込めた願い①

当社の主要事業は

  1. 仮設資材のレンタル事業→リース事業部
  2. 仮設請負工事事業→オクト事業部

となります。私は副社長の役職につくまではオクト事業部部長をさせていただいておりました。その前はオクト事業部の拠点長をさせていただいておりました。

ですから足場職人と触れる機会がたくさんあったわけですが、あの頃に足場職人が言った言葉が今でも心の中に残り、ずっといつかはこの問題を解決したいと思っていたことがあります。

(このお話をさせていただく前に、当社の職人は実は100%外注の仕組みをとってきました。それらの協力業者のほとんどは、当社からの仕事100%で生活をされているので、当社にとって何にも代えがたいパートナーであります。)

それは足場職人たちの「年をとった時、この仕事を続けることはできない」という不安です。
彼らは度々言いました。「僕らは何の将来の保証もないから」と。

この言葉を全て受けとめることはできません。なぜなら将来の保証などというものは、実際サラリーマンをやっていても経営者をやっていてもありはしないからです。

しかし、彼らの言うこともわかります。確かに50歳を超えて足場職人を青年時代と同じようにやっていくというのは大変なことです。

特にシステム足場職人の業界は、効率良くしっかりと動けて初めて他業種より若干収入が良いという状況ですから、体力が落ちて仕事をこなせなくなった時にどうなってしまうのだろうかという不安は常にあるでしょう。

組織として仕事をやっていて、世の中に必要とされることを懸命に取り組んでいくにも拘らず、そこに将来の見通しが全くたたないというのは、やはりあってはならないことです。

しっかりと社会に貢献して、世の中に必要とされる仕事をやって、そこに自分たちの安心な生活権をえることができるという仕組みになっていなければ、世の中はおかしなことになってしまいます。

人に不安感を持たせてしまうということは、色々と不幸なことを招いてしまうものです。

東日本大震災が発生したとき、商店から米や水が消えました。不安な気持ちになった人間が不必要なまでの食材を買い込んだために、身体の不自由なお年寄りが食料を確保するのが困難になるという結果を招きました。
これは不安感を抱え込んだ人間のひとつの行動心理の例で、不安感とはそういう好ましくないことを引き起こす引き金になる可能性を含んでいるものだと思います。

若いうちしか働けないと考えてやる気を失えば、日々の仕事にも力が入らず良い仕事など出来ないでしょう。
若いうちしか働けないと考えて焦れば、日々の仕事は雑になり、早く切り上げることばかり考えてお客様目線の仕事が出来なくなってしまうかもしれません。

仕事というのは、お客様の喜ぶ気持ちの向こうに自分たちのより良い生活の安定、人生があるという仕組みになっていなければいけない。

つづく

続きの記事:施工サービス課へ込めた願い②

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代表取締役 福村鉄二 の
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